20220106_雪が降りセンター試験を回顧する

朝、職場に着いた頃に雪がぱらぱらと落ちてきて、その後1日中降っていた。時期が近いからか、同僚との雑談でセンター試験の話になる。体調から仕上げていきました、当日お腹痛くならないのが第一じゃないですかと言っている人と、前の日にキムチ鍋を食べたので大変でしたと言っている人がいた。私は、当日に大雪での交通障害がなく、無事会場につけた時点でほっとしていたことを話した。

お昼休みに上の階の休憩スペースにのぼると、ブラインドの隙間からちらちら雪と光が見えて、スノードームのラメのようできれいだった。休憩スペースにはお菓子の自販機があり、白いアルフォートを購入する。センター試験で同じ教室にいた知らない男の子からホワイトチョコレートをもらったことを思い出した。あの頃は試験の間にチョコレートなどの甘いものを食べるのがよいとされ、先生からも試験当日にキットカットを渡されたりしていた。今もそういうのはあるのだろうか。10年前の話。今日は思い出す要因がたくさん転がっていた。

帰り道の寺の前を通る。この寺は彼岸花の見頃を教えてくれる婆さんがいたり、真夜中に鬼のような男女が門の前に座り込んでだべっていたりするので、この世じゃないような場所だと思っていたのだが、雪が降りしきる中、参道に提灯が連なり爛々と光っていて、やはり地獄のようだった。靴をびしゃびしゃにして帰宅。実家から持ちきれなかったりんごと長芋が宅急便で届く。